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2つのイラン 「顔の見えない国」の矛盾

南龍太/著
著作者
南龍太/著
メーカー名/出版社名
WAVE出版
出版年月
2026年6月
ISBNコード
978-4-86621-555-6
(4-86621-555-0)
頁数・縦
423P 19cm
分類
教養/ノンフィクション /海外事情
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価格¥1,900

出版社の商品紹介

出版社からのコメント

複雑な「モザイク国家」の解像度が上がる!実は日本のことが大好きなイラン。その理由は朝ドラ「おしん」に?◎規制と黙認◎敵対と懐柔◎スマートフォンと検閲◎文明の誇りと搾取の屈辱◎中に残る者と外に出た者◎強固な信仰心としたたかなパロディ精神 日本のメディアでは語られない、イランとそこに生きる者のリアル!イランとは、常に1つの事象に対して2つ以上の相反するストーリーが存在する複雑な国家だ。その難解さには、1.国営放送をはじめとする徹底した情報統制と、それを司るイスラーム共和制という特異な国家体制 2.多重的な構造を持つ「モザイク国家」といった明確な理由がある。つまり情報は政治の道具であり、真実は何層にも覆われた文脈の奥深くに隠される。そして多様な民族が混在するため、国のアイデンティティを単一の物語で語れない。対外姿勢も混迷を極める。日本のメディアでイランが話題になるとき、そのほとんどは周辺国、特に米国やイスラエルと衝突しているというニュースだ。しかし、イラン国内にはユダヤ教徒が厳然として存在し続け、ペルシア人とユダヤ人には2500年を超える共存の歴史がある。こうした「矛盾」とも言える事象が随所に横たわっていることが、この国の理解を一層難しくしている。では、イランに生きる人々も、難解で複雑な国のイメージを体現しているのか。答えは否、である。悠久の歴史と数多くの世界遺産に誇りを持つ一方で、大国の論理によって領土を削られ、資源を奪われてきた屈辱と怒りの念を抱いている点で、確かに難しい面も持ち合わせる。しかし、特筆すべきはイラン国民の比類なき「おもてなしの心(メフマーンナヴァーズィー)」。彼らは見知らぬ旅行者を温かく迎え入れ、親し気に寄り添ってくる。また、体制による規制や検閲でがんじがらめになりながらも、それをしたたかに?いくぐり、自由のために声を上げ続ける。何より、彼らは日本のことが大好きだ。その意外な理由も本書で明確になる。ややこしいからこそ惹かれてしまう、中東の大国のリアルが詰まった一冊!

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